糖尿病患者の食事において、脂質と糖質の質を意識することは非常に重要です。
良い脂質は魚介類に含まれる不飽和脂肪酸や、オリーブオイルのオレイン酸などで、動脈硬化の予防に役立ちます。一方、悪い脂質は、肉の脂身や揚げ物、加工食品に含まれるもので、悪玉コレステロールを増やし、血管に負担をかけます。
良い糖質は玄米や全粒粉、野菜、豆類などに含まれる食物繊維や複合糖質です。これらは血糖値の急激な上昇を抑えるため、積極的に摂りましょう。一方、悪い糖質は、清涼飲料水やお菓子に多く含まれる単純糖質です。これらは血糖値を急激に上げるため、できるだけ控えることが大切です。
主食である白米やパンは、完全に避けるのではなく、量を調整したり、玄米や全粒粉パンを選ぶことで、血糖値への影響を穏やかにすることができます。